社会人としてのモラル・倫理を考える研修

仕事において求められる「モラル」のある行動とは、決められた「ルール」に従うことや、行儀作法としての「マナー」を守ることとは少し意味合いが異なります。ルールのように明文化されておらず、マナーのように決まった振る舞いがあるわけでもない中で、自分の中に「あるべき姿」を持ち、確固とした判断軸に従って行動することが、「モラル」のある社会人としての行動につながります。本プログラムは、社会人としてのモラルに従った行動とはどのようなものかを、受講者同士の討議を通して理解していただくことを目的とした、ワークショップ主体の研修です。
テーマ概要
- 対象職種
- 新人・若手
- 受講定員
- 〜20名
- 研修日数
- 半日
カリキュラム一例
項目 | 内容 |
---|---|
1.「モラル」とは何か
2.ケーススタディ1~「わからなければ大丈夫っすよね?」
3.ケーススタディ2~「誰にも迷惑はかけてませんけど?」
4.職場でのモラル欠如を助長しないために
5.まとめ |
【ワーク】モラルのある行動と聞いてどのようなことを思い浮かべるか? また、モラルの欠如した行動と聞いて、どのようなことを思い浮かべるか? (1)モラルとは~「ルール」「マナー」との違い ①「ルール」とは ②「マナー」とは ③「モラル」とは (2)賢人たちはなぜ「モラル」を重視するのか ①世界一の投資家ウォーレン・バフェットが重視した「高潔さ」 ②マネジメントの父ピーター・ドラッカーがこだわった「真摯さ」
【ワーク】営業職であるあなたは、自社から発売された新商品を、自分が担当するお得意様には定価で販売してきた。そこへ、新規のお客さまからの問い合わせを受けて向かった商談の席で、「定価の10%引きで入れてくれるなら今ここで即決するよ」と言われた時にどう判断するか?
(1)「情報法非対称性」をどう捉えるか ①あらゆるビジネスが「情報の非対称性」のもとで行われている ②公平に適用される不利益は受け入れられる? ③公平性を損なってまで利益を優先することの「品のなさ」 (2)「短期的な損得」か「長期的な信頼関係」か ①目先の数字を追うことにばかり終始してしまう ②相手にとって不相応なものを売りつけてしまう ③「どうせ1回限りの付き合いだから」と割り切ってしまう ④モラルは「長期的な信頼関係」に不可欠なもの
【ワーク】あなたの会社では、出張に際して正規運賃でのチケットを自分で手配し、後精算するルールになっている。ある先輩と一緒に出張に行った際に、その先輩が格安ショップで買ったチケットを使っているのに気づいた。どうやら、正規のチケットは払い戻した上で、格安チケットを買い直し、差額を自分のものにしているらしい。
(1)不正のトライアングル~「動機」「機会」「正当化」 ①職場は様々な「プチ不正」の誘惑であふれている ②不正は「動機」「機会」「正当化」の3つでできている ③「機会」の排除で不正を防ぐのには限界がある ④「動機」も「正当化」も最終的には「心の弱さ」に行き着く (2)「みっともない」という意識を持つために ①「人に知られても恥ずかしくないことか」という視点 ②客観的視点を養ううえで欠かせない「メタ認知能力」
(1)利益拡大は「ルール」や「モラル」をクリアすることが大前提 (2)新鮮な目で「慣例」を疑う (3)迷った時に立ち返るのは「企業理念」「パーパス」 【ワーク】あらためて自社の「企業理念」「パーパス」を自分の言葉で表現する
【ワーク】今後会社で働くうえで、意識していくことを具体的に考える |
項目 | |
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内容 |
項目 |
1.「モラル」とは何か
2.ケーススタディ1~「わからなければ大丈夫っすよね?」
3.ケーススタディ2~「誰にも迷惑はかけてませんけど?」
4.職場でのモラル欠如を助長しないために
5.まとめ |
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内容 | 【ワーク】モラルのある行動と聞いてどのようなことを思い浮かべるか? また、モラルの欠如した行動と聞いて、どのようなことを思い浮かべるか? (1)モラルとは~「ルール」「マナー」との違い ①「ルール」とは ②「マナー」とは ③「モラル」とは (2)賢人たちはなぜ「モラル」を重視するのか ①世界一の投資家ウォーレン・バフェットが重視した「高潔さ」 ②マネジメントの父ピーター・ドラッカーがこだわった「真摯さ」
【ワーク】営業職であるあなたは、自社から発売された新商品を、自分が担当するお得意様には定価で販売してきた。そこへ、新規のお客さまからの問い合わせを受けて向かった商談の席で、「定価の10%引きで入れてくれるなら今ここで即決するよ」と言われた時にどう判断するか?
(1)「情報法非対称性」をどう捉えるか ①あらゆるビジネスが「情報の非対称性」のもとで行われている ②公平に適用される不利益は受け入れられる? ③公平性を損なってまで利益を優先することの「品のなさ」 (2)「短期的な損得」か「長期的な信頼関係」か ①目先の数字を追うことにばかり終始してしまう ②相手にとって不相応なものを売りつけてしまう ③「どうせ1回限りの付き合いだから」と割り切ってしまう ④モラルは「長期的な信頼関係」に不可欠なもの
【ワーク】あなたの会社では、出張に際して正規運賃でのチケットを自分で手配し、後精算するルールになっている。ある先輩と一緒に出張に行った際に、その先輩が格安ショップで買ったチケットを使っているのに気づいた。どうやら、正規のチケットは払い戻した上で、格安チケットを買い直し、差額を自分のものにしているらしい。
(1)不正のトライアングル~「動機」「機会」「正当化」 ①職場は様々な「プチ不正」の誘惑であふれている ②不正は「動機」「機会」「正当化」の3つでできている ③「機会」の排除で不正を防ぐのには限界がある ④「動機」も「正当化」も最終的には「心の弱さ」に行き着く (2)「みっともない」という意識を持つために ①「人に知られても恥ずかしくないことか」という視点 ②客観的視点を養ううえで欠かせない「メタ認知能力」
(1)利益拡大は「ルール」や「モラル」をクリアすることが大前提 (2)新鮮な目で「慣例」を疑う (3)迷った時に立ち返るのは「企業理念」「パーパス」 【ワーク】あらためて自社の「企業理念」「パーパス」を自分の言葉で表現する
【ワーク】今後会社で働くうえで、意識していくことを具体的に考える |
こんな人におすすめ
- 新社会人の方
- 社会人歴の浅い若手の方
- 異業種から転職して来た方
研修を受講するメリット
-
社会人としてのモラルについて学ぶ
新人向けの研修として、「ビジネスマナー」や「会社のルール」を教えることはあっても、「社会人としてのモラル」を教えることはあまりなかったかと思います。「モラルについて学ばせられる研修があったら是非受けさせたいのに」という人事部門の方のお声を受けて開発した研修プログラムです。
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受講者の声
モラルは、明文化はされてはいないものの、最も重要な部分だと感じました。ルールを守るだけでなく人としてどうあるべきかということを自分自身も考え、さまざまな方々と関わっていきます。
メタ認知を常に意識して、他人から見た自分はどう見えてるかを考えて業務に励みます。コンプライアンスを軽い気持ちで考えていましたが、これ位なら良いかな?という気持ちはなくして行動しようと思いました。
自分だけでなく会社の一員である事を再度自覚し、お客さま・関係者により一層誠実な対応を行います。自身のモラルレベルを向上させ、ルールやマナーの意識を強化します。